家族信託と商事信託のメリットデメリットは以下の通りです。

【家族信託】

〇身内の人を受託者とすることができる

〇費用が商事信託と比較して安い

×信託設定のノウハウがないケースが多い

×受託者が個人であるため亡くなるなどで業務が行えなくなる可能性がある

【商事信託】

〇客観的な第三者で専門家である信託会社が受託者となるため設定と信託事務が安定する

〇ノウハウが蓄積されている

〇信託会社への監督局(金融庁)の定期的な検査があり受託者を監視する機能がある

×家族信託に比べコスト負担が大きくなる

 

現在は、信託銀行のような信託会社が受託者となっている商事信託が大半です。

しかしながら、商事信託は費用が大きいため富裕層のみの利用となっているのが実情です。

一方、家族信託は長男などの身内や一般社団法人などが受託者となって、

身近な身内で取組むことができるため、

渋谷区、新宿区などの東京都内を中心とした、

不動産所有の家族の資産管理や資産承継において活用が進んできております。

相続準備の手段の一つとして検討してみてもいいかもしれません。

 

(渋谷区、新宿区を中心とした東京都・周辺地区の相続のサポートは代々木2丁目の相続サポート室まで)